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月と農業
今夜は月蝕。天気はあいにくですが。

そんな夜に読みたい一冊

「月と農業 ー中南米農民の有機農法と暮らしの技術」
ハイロ・レストレポ・リベラ著/福岡正行・小寺義郎日本語監修/近藤恵美訳
農文協 2008年

まずは月に関する基本的な事柄、人間がどのように月と関わってきたかなどなど基本的な事項がとても丁寧に解説されていて、後半から、月齢が植物に及ぼす影響、野菜類に及ぼす影響、播種、移植、収穫の月との関係における適期などがとても詳しく書かれている。

以下、抜粋。

「太陽が地球に及ぼす引力以上に月の引力が地球に及ぼす影響は明白であり、そのなかでも地上の液体に与える影響は顕著である。」

「月齢がその成長に際だって影響を及ぼす植物は多種にわたるが、なかでも顕著なのは、ツル性植物、ブーゲンビリアなどの夏の植物、フジなどだ。さらにいくつかの植物の開花が、潮の干満と密接に関わっていることも証明されている。」

「月齢と樹液の活動:新月→樹液の流れは下降し、根部に集中する/上弦の月→樹液の流れは上昇し始め、幹部に集中する/満月→樹液は樹冠内の葉、花、果実の部分に集中する/下弦の月→樹液の流れは下降し始め、樹幹や根部に集中する。」

「留意したいのは、地上部でも地表面に育つレタス、フダンソウ、ホウレンソウ、リトルコーン、キャベツなど、葉を食用にする野菜の場合は、二十六夜で播種したほうがよいことである。三日月で播種すると、花が早く咲いてしまう傾向がある。」

「農家の間では、納屋などを建てるときの建築材は、二十六夜をはさんだ前後に伐り出すのが最も良いと考えられている。」

「カンキツ類の整枝・せん定・・・せん定を行うのによい月齢は新月である。このタイミングで行えば極端な徒長枝の発生を防ぐことができ、果樹全体の成長を阻みかねない吸枝(いらない枝)があちこちにできないようになる。」

(監修者による「はじめに」)「本書で取り上げているのは・・・月と農業の関わり、その影響関係を著者がブラジル、コロンビア、ニカラグアなどのの農民(主に小農)から聞いてまとめたもので、いまだ伝統的な要素を残す彼らの農業の実際に根ざす知恵や発想が溢れている。」

最後には、月と動物の性についても触れられている。
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by mindscape-ltd | 2010-06-26 21:36 | reading


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